イベントスタイルは江戸時代から!?

「のぼり」や「旛(ばん)」などは戦国時代等では軍団の印として用いられ、昨今ではお店や商品の宣伝広告として用いられていますが、その他にも仏教や神道といった「祈りの場」で使われる旗でもあります。

思い返してみると、お寺や神社へ向かう道中に「のぼり」があったりしますね。

仏教や神道での祈りの場として用いられる「のぼり」や「旛」は五穀豊穣、無病息災といった願いごとが天高く届くようにと、背の高いのぼりが立てられたり、自らが奉納をしたりすることでその願いが叶う、叶えようとしたという風習が残っています。

「旛(ばん)」とはサンスクリット語の「パターカ」という言葉が由来、とも言われており、立てることで福徳を得られるといった考えがあっともされています。

日本書紀には新羅から、古代の朝鮮半島南西部にあった国家から「のぼり」や「旛」が伝わったともされています。

日本国内で「のぼり」が広まりはじめたのが平安時代、室町時代、そして戦国時代で大規模に日本中に広まりましたが、海を渡り新羅からその文化が輸入されたのかもしれませんね。

「のぼり」は節句のこいのぼりなどでも知られるように、お祭りごとを象徴するもので、江戸時代では祭りごとがあるたびに、江戸の町はのぼりでいっぱいになったといわれており、浮世絵など当時の江戸を記したものには「のぼり」が背景に描かれているものがたくさんあります。

現代のお祭りごと、出店などイベントに「のぼり」が用いられる文化は、もしかしたら江戸時代から伝わったものなのかもしれません。